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泥棒の侵入手口②
侵入窃盗の手口で2番目に多いのはガラス破りです!
ブログを読んでいただいてるみなさん。有り難うございます。錠安セキュリティです。
「泥棒の侵入手口②」ということで今回は、冒頭に書いたように侵入手口で2番目に多いとされる、ガラスを割って家の中に入ってくる手口について書かせてもらいます。前回の「泥棒の侵入手口①」をまだご覧になってない方は、先にそっちを読んで頂いた方が今回の話が入ってきやすいと思うので、時間がある方はそちらからどうぞ。もちろんここから読んでもらっても大丈夫です!前回同様なるべく発生件数や手口の割合などを、数字を使ってお伝えしていきます。
では本題に入らせてもらいます。
ガラスを割って侵入する手口。通称「ガラス破り」についてです。先に書いてしまいましたが、侵入手口のなかでガラス破りは2番目に多い手口です。戸建住宅でも二番目に多く、マンションなどの共同住宅でも2番目に多いんです。
では戸建の場合からいきましょう。
前回お伝えしたように、泥棒がカギを開けたり壊したりして侵入してくる手口は、戸建住宅の場合、全体の約6%でした。
それに対しガラス破りの割合といいますと。
約37パーセント!
これを件数ににすると。まず平成28年の侵入窃盗が約76500件ありました。そのうちの41%が戸建住宅でおきています。件数でいうと31365件ですね。31365件ある中の37%がガラス破りによる侵入窃盗です。さぁ何件になるでしょうか?
11605件です!
平均すると1日に32件ぐらい戸建住宅でガラス破りの手口を使った侵入窃盗がおこっているんです。
ではマンションなどの共同住宅ではどうでしょう。
マンションなどの場合は、階層によって発生件数も手口の割合も変わってくるので、「3階以下の階層」と「4階以上の階層」に分けてお話させてもらいます。
まず3階以下の階層で起こった侵入窃盗の全体に対する割合は、76500件ある中の12%。件数にすると9180件です。
そのうちの30%がガラス破りの手口で侵入窃盗がおこっています。これを件数にすると。
2754件!
すいません。こっちを先に書くべきでしたね。笑
戸建に比べたら少なく感じちゃいますよね。でもけして少なくないですよ!1日に7件から8件起こってますから!
でもやはり戸建に比べ割合が減ってるのは確かです。細かい数字は出ていませんが、一階の部屋が1番発生の割合が高いです。そして二階、三階と上の階層に行くほど減っていきます。原因はもうおわかりだと思いますが、高い場所にある窓を割るには、泥棒もかなりのリスクを背負う事になるからです。単純に怖いっていうのもあると思いますが。
では次に4階以上の階層の場合はどうでしょう。今の流れで行くと大体想像つくと思います。4階以上の階層で起こった侵入窃盗の全体に対する割合は、76500件ある中の4.6%。件数にすると3520件です。
そのうちの約600件がガラス破りの手口で侵入窃盗が起こっています。割合でいうと、
17%です!
みなさんのご想像通り、階層が上がると件数も割合も下がります。
しかしですよ。
仮にこの600件の侵入窃盗の犯人が全員違う泥棒としたらですよ。年間600人が危険をおかして4階以上の部屋まで登ってガラス割って部屋に入ってくるんです!
そこに行きつくまでに1階、2階、3階とチャンスがあるにもかかわらず4階まで登って行くやつがいるんです!
まっすぐな奴。じゃなくただのアホです!
だから4階以上の部屋だからといって安心してはいけませんよ。このガラス破りの手口に対する防犯対策としては、ガラスを防犯ガラスに替える。既存のガラスに防犯フィルムを張るなどがあります。一度部屋の窓の位置などを確認してもらって、入られる可能性がありそうな箇所については、上記の防犯対策を検討してみてはいかがでしょうか。
次回は一番多い侵入手口について書かせていただきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。錠安セキュリティでした。