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京都市、南区にて引き戸のカギ開錠とカギ修理
今回ご紹介いたします案件はこちら!
「玄関の扉、引き戸錠のカギの開錠+カギの修理」となっております。
こんばんわ。
京都の鍵屋、錠安セキュリティです。
つい先ほどお伺い致しました、京都の南区での案件のお話しを書いていこう思います。
いや〜引き違い扉のカギ、通称「引き戸錠」。
デリケートです!笑
というのも、「2年前にカギの交換をしたばかりなのに、カギが開かない!」とご連絡をいただきました。
早速お伺いすると、ご依頼者様が2階のベランダから玄関の扉のカギが開かないからとりあえず上がってきてと仰っておられたので、今回は2階のベランダにハシゴをかけて、まずはご挨拶。笑
そして、1回の玄関に周り、現場調査開始です。
ちなみに今回は、玄関の引き戸にこのようなカギが付いていました。
過去の記事でも何回かご紹介致しました防犯性能が抜群の防犯キー。
「MIWA PSSL09」です。
なぜ、2年前に交換したばかりなのにカギが開かないのか?
ご説明致します。
ちなみに初期不良により、引き戸錠自体が故障してしまっているわけではありませんでした。
原因は、
①室内側の錠前の内側の部分と室外側の錠前の内側の部分の距離が離れすぎていたためでした。
そして、もう一つ。
②扉の戸車(扉の下に付いているコロ、ローラーの事)が経年劣化でぶれてしまっていました。
①と②の原因を順番にご説明させていただきますね。
引き戸錠は室外側に取り付けるカギ穴が付いている方の部品と、室内側に取り付けるサムスライダーが付いている方の部品がございます。
この二つの部品を室外側と室内側の玄関扉の枠に、ドンピシャリで重なるように取り付けることで正常な動作が可能になります。
仮に左右にずれた状態で取り付けるとどうなるのか?
はい。カギが掛かりません。
理由は、カギを回した時に引き戸錠の内側から出てくるカマの部分が受け手側の穴に入らないからです。
しかし今回、引き戸錠には左右のずれはありませんでした。
ここからが①の原因のご説明です。
室内側の錠前の内側の部分と室外側の錠前の内側の部分の距離が離れすぎている。
手のひらと手のひらを合わせて合掌してみてください。
右手をカギ穴がある室外側、左手をサムスライダーがある室内側としましょう。
その合掌した状態で、手のひらと手のひらの間に1ミリ隙間を設けてください。
その1ミリの隙間を設けた状態。
この位置がちょうどいい状態です。
もしもこの手のひらと手のひらの感覚が10ミリだとすれば、カギを回した時に出てくるカマが受け手側の穴に入らないためカギが掛かりません。
そして今回は、この引き戸錠の室外側と室内側の距離が離れすぎていたけれども、ギリギリでカマが穴に入る状態でカギを掛けてしまったために圧迫されてカギが全く動かなくなったわけです。
次に②の原因です。
では錠前同士の距離が離れていた状態でなぜ今まで正常に使用できていたのか?
この②の原因は、戸車にありました。
戸車が古くなりぶれ始めると、扉がレールの上をまっすぐに走ってくれないのです。
飲酒運転みたいに右に左にふらふらと走っている自動車みたいな感じですね!
そのため、室外側に膨らんでレールの上を走って、閉めた扉は、当然、外側に位置します。
ただでさえ錠前同士の距離が離れているのに、その状態でカギを閉めた場合、さらに圧迫されてしまいカギが回らなくなってしまったというわけですね!
以上の①と②の原因により、カギのトラブルが発生してしまったわけなのです。
というわけで今回は、この引き戸錠が圧迫された状態からのカギの開錠と修理となりました。
作業開始です!
まずは開錠します。
開錠作業が完了したら、引き戸錠とアルミサッシの間に、「エスカチオン」と呼ばれるスペーサーを挟んで、錠前同士の距離を縮めていきます。
距離は、1ミリぐらいがちょうどいいと思います!
そして、最後に経年劣化でぶれてしまった戸車を入れ替えれば作業終了です!
カギがスムーズに動くようになりました!
このように引き戸錠は、かなり繊細でデリケートに施工、交換しないとちょっとしたことで不具合が出てしまうわけなのです。
特に京都は、引き戸を選ばれている住宅が多いと思います。
京都のカギ屋だからこそ引き戸のカギの取り付け、引き戸のカギ交換はお任せください!
安い!早い!うまい!の錠安セキュリティが皆様のカギのトラブルを解決いたします!
というわけで今回は、引き戸錠のおはなしでした〜。
ご愛読ありがとうございました。