- 鍵修理
- 山科区
京都市、山科区にて玄関の扉、カギ抜き、カギ修理
今回、お届けいたします案件はこちら!
「玄関の扉のカギ抜き、カギ修理」です。
こんばんわ。
京都の鍵屋、錠安セキュリティです。
みなさん、玄関のカギを開ける時。または、カギをかける時に抜き差しがスムーズにいかない、カギの抜き差しに引っ掛かりを感じることはございませんか?
今回は、カギの抜き差しの時に感じるその違和感について書いていこうと思います。
本日午前、
「玄関のカギが途中で折れてしまった!」
とご連絡をいただき、京都の山科区のご依頼者様のお宅へお伺い致しました。
玄関の扉は、開き扉にシリンダーが2個ついています。
築15年ほどの戸建て住宅で、カギの種類は、「MIWA UR シリンダー・LSP・2個同一タイプ」でした。
シリンダーの中を覗くと、確かに奥の方にカギの折れた部分が残っています。
まず、カギがシリンダーの中で折れてしまうよくある原因を3つお話しさせていただきますね。
①シリンダー内部の経年劣化。
②精度のよくないスペアキー、合鍵を使用していた。
③扉の建て付けがよくないため、カギを回すと扉の側面から出てくるデッドボルトが受け側に干渉している。
経験上、この3つがシリンダー内部でカギが折れてしまうよくある原因です。
そして、上記3つの原因についてのお話しの前に覚えておいて欲しいことがございます。
新品の状態からだいたい3年ほど経過すればカギを抜き差しする際に引っ掛かりが出てくることが多いようです。
もちろん使用頻度、環境等の差はございますが、だいたい3年程度です。
そしてこの時、絶対にしてはいけないことが、油を注すことです。
油を注すと、瞬間的に症状が改善することはあるかもしれませんが、シリンダー内部のスプリングの動きが余計に悪くなりますので絶対にやめましょう〜。
逆に、鉛筆の黒鉛やホームセンター等に売られているキースムサー、カギの薬をカギ穴に注してみてください。
そうすることにより、カギの引っ掛かり等の違和感は改善されることが多いです。
カギをかける時に抜き差しがスムーズにいかない、カギの抜き差しに引っ掛かりを感じた時は、是非一度試してみてくださいね!
では、①のシリンダー内部の経年劣化についてお話ししていきますね。
カギが折れる最も多い原因の一つにシリンダー内部の経年劣化がございます。
この経年劣化ですが、これも使用頻度や、環境等により多少の差はございますがだいたい10年ほどカギを使うと、カギの回りが渋くなってきます。
具体的には、シリンダー内部のディスク、あるいはピンの動きを司るスプリング、バネの動作不良が原因でカギが回りにくくなります。
対策としましては、新品のカギに交換、シリンダーのオーバーホール、分解洗浄などが必要です。
次に②の精度のよくないスペアキー、合鍵をご使用なさっている場合にもカギが折れることがございます。
スペアキーは必ず本キーから複製することをおすすめいたします。
スペアキーからのスペアキー、スペアキーからのスペアキーからのスペアキーだと、どうしても精度が悪くなってしまいますので、スペアキーを使っていてカギが折れてしまった場合は、本キーからスペアキーを複製してみていただければ大丈夫ですよ!
最後に③の扉の建て付けがよくないため、カギを回すと扉の側面から出てくるデッドボルトが受け側に干渉している。
これもよくある原因の一つですね。
特にギザギザのカギ、刻みキーは、そのカギの溝の一番深い箇所に負荷がかかると折れてしまうことがよくございます。
この場合の解決策は、そもそもの原因である扉の建て付けを正常な位置に戻すことです。
丁番を交換、または矯正してあげる。
デッドボルトが入る受け側の位置をずらしてあげるなどの処置をすることで、カギに対する負荷がなくなり、カギ折れの原因を潰すことができます。
決して、カギが折れた=カギが故障しているとはなりません。
逆に根本的な原因を特定した上で、カギのトラブルを処置しないと何回も再発する恐れがございます。
やみくもにカギを新品に取り替えるのではなく原因をしっかり特定した上で、交換なら交換、修理なら修理と施すようにしましょう!
それでは、本日のカギ抜きの作業写真をちょこっと貼っておきますね。
まず最初にシリンダーを取り外します。
次に分解し、折れたカギを救出!
最後にシリンダーを取り付け、完成となります。
この通りですね!
いかがでしたか?
多くを書きましたが、とにかくシリンダー内部に油を注すのだけはご注意くださいね!
それではこの辺りで失礼いたします。
京都で最も低価格、そして高品質のカギを扱うお店の一つが錠安セキュリティです!
いつでもご連絡くださいね。
ご愛読ありがとうございました。