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泥棒の侵入手口①
泥棒がどのように家の中に入ってくるか知っていますか?
ブログを読んで頂いてる方。有り難うございます。錠安セキュリティです。
今回は泥棒による侵入の手口について少し書かせてもらいます。今後のみなさんの生活に少しでも役立ててもらえたら幸いです。ちなみに、今から書く事は私個人の勝手な想像や意見ではなく、しっかりとしたデータを基に書かせてもらうので、信用して頂いて大丈夫です。笑
本題に入りますが、みなさんがイメージする泥棒の侵入手口ってどんな手口ですかね~?
玄関のカギを針金みたいな物でガチャガチャしてる感じですか?
それともハンマーか何かで窓ガラスを割って侵入してくるイメージですか?
これ。どちらも正解です!
「そんなん誰でもわかるわ!」っと言わずもう少しお付き合い下さい。
こっからもうちょっと掘り下げていきますね。
今回は玄関や勝手口からの侵入についてです。
玄関からの侵入についてですが、手口としては皆さんがイメージされた、いわゆるピッキングや、カギを壊して開ける手口などがあります。防犯対策としてはカギを各メーカーが出している、ピッキングが困難なシリンダー(ディンプルキーなど)に変えるとか、カギを増やすなどがあります。
では、一戸建ての家の場合、玄関や勝手口などを、ピッキングやカギを破壊して侵入する手口って、割合でゆうと全体の何パーセントぐらいだと思いますか?
はい!約6パーセントです!
「すっくっな!」って思いましたか?
でも安心してはいけませんよ。まったく少なくありません!
平成28年度の侵入窃盗の認知されてる件数は、約76500件でした。そのうちの約41%が戸建て住宅で起きてます。
つまり1年で31365件、戸建て住宅で侵入窃盗があったわけです。さらにそのうちの6%が玄関や勝手口などのカギを開けて侵入する手口なんです。
その数、
1882件!多いんです!
6パーセントとゆうのはあくまで戸建住宅の数字です。
では、これがマンションなど集合住宅の場合はどうなるんでしょうかね~。
集合住宅での侵入窃盗は1年で平成28年度約12700件でした。戸建て住宅の侵入窃盗に比べると少なく感じますね。この12700件のうち、何パーセントぐらいがカギを開けての侵入になると思いますか?
約15パーセントなんです!戸建住宅の倍以上なんですよ!
この違いは何?といいますと、戸建て住宅と集合住宅ではカギを開ける手口が違ってきます。まずピッキングに関しては、若干集合住宅の方が割合的に多くなります。これは集合住宅の方が死角が多かったり逃げるルートが確保しやすいというのが理由としてあげられます。カギを壊す手口は戸建て住宅のほうが少し多いです。これについては集合住宅の場合、近隣住民との距離が近い為、泥棒がカギを壊す時に大きな音を出しずらい事が原因です。でもこれでは6%と15%という大きな差は出ないんです。あるんですよ他に。集合住宅特有のカギを開ける手口が。
それは・・・。
合鍵です!
壊したりピッキングなんか必要ありません、泥棒がはじめからカギを持ってるんです。普通に入ってくる手口なんです。
怖いですね~。
なぜこんな事が起こるのかといいますと、賃貸の集合住宅などは、戸建て住宅に比べ、住人の入れ替わりが多いですよね。引っ越した時にカギが変わってなければ、前に住んでた人が鍵を持っている可能性があるんです。その前に住んでいた人も。もちろん前の住人が泥棒になると言ってるわけじゃないですよ。でもその人がどこかでカギを盗まれていたり、落していたり、複製されてるかもしれません。誰が持ってるかわからないんです。
今では入居者が変わる度にカギを変えている賃貸住宅の管理会社さんや不動産屋さんが多いと思いますが、全部では無いです。先ほど集合住宅のカギを開けて侵入する手口の割合を15%と言いましたが、その半分以上はこの合鍵を使った手口なんですよ。お住まいの部屋のカギは大丈夫ですか?
では最後にまとめさしていただくと、
戸建住宅の場合:年間約31350件×6%=約1881件
集合住宅の場合:年間約12700件×15%=約1905件
ほとんどかわりません。笑
どっちが大丈夫とかないんです。どちらも被害にあう恐れがあるんです。この数字はあくまで被害者が認知されている件数ですから、実際はこの数字より多いはずです。
今回お伝えしたかったのは、被害件数もそうですが、戸建て住宅か集合住宅かの違いによって、侵入窃盗の手口が変わってくるということです。それと同時に侵入手口に対する防犯対策も変わってきます。お住まいの住宅の立地や周辺環境によっても変わってきます。(その事については別の機会に詳しく書かしてもらいます)
泥棒の手口をわかって頂いたところで、今一度、現在お使いのカギは泥棒に入られやすいカギで無い事をお確かめになってください。
次回はガラスを割って侵入する手口についてお話させて頂きます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。錠安セキュリティでした。